市大病院が1病院に集約されます

くらしの相談センターだより

 現在市大病院は、金沢区の横浜市立大学付属病院と南区の市民総合医療センターの2病院があります。
 これが1病院に集約されます。

なぜ、1病院に?

 2病院ともに建設から35年以上が経過し、老朽化による患者の療養環境や最先端医療機器導入、医学部の教育環境等に支障が生じています。

どうなるの?

 病院は南区のセンター病院に集約する。医学部の教育・研究施設は米軍根岸住宅地区に整備する。

 「南区に集約だから安心ね」いいえ、大問題です!

 ベッド数は現在の2病院1400床から1000床程度に。400床も減ります!

なぜベッド数を減らすの?
 神奈川県地域医療構想では、高度医療を要する急性期の既存病床数が、2025年の必要病床400床も減ります!数と比較して116%の供給過剰になっている。
 大学病院機能をもつ病院病床数は、病院の機能分化や入院日数の短縮が進むなか、急性期1000床の維持でも経営的に容易ではない。少なくとも現状1400床の維持は現実的ではない。

2病院統合だから、患者さんも倍に?今でも混んでいるのに、診察はどうなるの?

 センター病院は南区民にとって「地域医療の砦」
 センター病院は患者の約3割が南区内の病院から紹介されています。
 南区には入院できる病院は3病院だけです。そのうち1病院は療養型病院。もう1病院も療養病床があり、一般病床は50床以下。最後の1病院がセンター病院です。

「通院も便利だし、何かあったらセンター病院」と南区民は考えています。

 横浜市は今年度中に基本計画を策定し、25年度に市民意見募集を行った上で計画を確定。工事開始から約15年後の開院をめざしています。

米軍根岸住宅地区の返還時期は、まだ決まっていません。

 共産党横浜市議団は市大医学部と付属2病院の再整備について、病床数の削減に固執しないで進めること。地域住民などの要望や意見を聞き、合意形成を図ることを求めています。


くらしの相談センターだより2024年7月184号から抜粋)
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