1980年代までは終身雇用が一般的でした。“正規”と“非正規”などの呼び方もありませんでした。年功序列で賃金が上がり、労働者が守られている労働法制を快く思わない財界が、低賃金で使い勝手の良い労働者を求めて政府に働きかけた結果、1999年に労働者派遣法が改悪されました。
そして
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派遣できる業務の範囲が大きく広がり、派遣期間の制限も導入されました。
広がる非正規雇用
2023年の総務省労働力調査では、役員を除く雇用者のうち正規雇用者の割合は63.0%、非正規雇用者の割合は37.0%。20年間で非正規雇用者は1.5倍に増え、今や労働者の約4割です。
非正規雇用の7割は女性です。近年増えているのは65才以上の非正規労働者です。2002年の95万人から、2022年には405万人と大きく増えています。
非正規の賃金は正規より3割以上低い!ボーナスがない。有給休暇は?育児休暇は?契約が切られたらどうしよう。
「収入が不安定なので、生活が安定しない。将来が見通せないから、結婚?こども?踏み出せないよ」
日本共産党は、“生涯ハケン”を押し付ける労働者派遣法の改悪には反対し、正規雇用に戻すべきだと主張しています。働くみなさんの賃金を引き上げ、働く人間を大切にする労働法制、人間らしく働けるルールを確立する方向への転換を求めています。
くらしの相談センターだより2024年11月188号から抜粋)
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