日本被団協がノーベル平和賞受賞

くらしの相談センターだより

 2024年10月11日ノーベル平和委員会は、2024年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与すると発表しました。受賞理由は「被爆者のみなさんが体験を語ることで、核兵器使用の警告を発し、世界中で反対する声を広めることに貢献してきた」授賞式は12月10日午後1時(現地時間)ノルウェーのオスロ市庁舎で行われます。

 「日本原水爆被害者団体協議会」広島・長崎の被爆者で構成される被爆者の唯一の全国組織。

 「核兵器は作っても、使ってもいけない。作ろうかなと考えてもいけない。何よりも絶対に使わせない」田中煕巳代表委員の言葉です。


 授賞式に参加する被爆者、被爆2世・3世31人と、介助する家族6人の旅費1000万円をクラウドファンディングで呼び掛けると23時間で達成しました。


 広島・長崎で被爆した人たちの平均年齢は、今年3月末で85.58歳です。
 被団協も取り組みの継承が大きな 課題です。被爆を体験していない立場で、核廃絶をどう伝えれば良いのかと質問した高校生に、田中重光代表委員は「被爆体験の記録をできるだけ沢山見て、自分たちはどうするのかを考えて継承してほしい」と答えています。


 日本共産党田村智子委員長はその日のSNSに「涙が出そうです。核脅威が強まるもとで、ノーベル平和賞を日本被団協が受賞!原爆被害の地獄の苦しみを、憎しみや復讐ではなく、核兵器全面禁止・廃絶の運動としてきた被爆者の皆さんの歩み。核兵器禁止条約を誕生させ、今また国際社会を動かしている。日本政府よ、まだ核兵器禁止条約に背を向けるのか」と投稿しました。


くらしの相談センターだより2024年12月189号から抜粋)
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