みなさんから要望が多かった京急弘明寺駅のホームドア設置工事が来年10月末完成予定で始まります。
ホーム上の事故対策として有効なホームドア。京急は1日平均利用者数10万人以上の駅では80%の設置率ですが、全駅では19.4%。市営地下鉄は100%です。(2023年度末) 市営地下鉄は公営で、事業者負担分を市が持つことで設置が進んでいます。都営地下鉄も同様です。
京急HPでは設置時期がズルズルと…
2022年に22~23年度に設置予定。2024年では24~26年度に設置予定。2025年は25~28年度に設置予定。
2023年11月共産党神奈川県委員会の国政要望で、私はこの問題を国土交通省に要望しました。京急の回答は「2024年中に設置する」でした。
重い費用負担
JR東日本の資料では駅の条件で違いますが、1ホーム8千万~2億4千万円。上下線2ホームならこの倍。
すべての車両に可動式ホーム柵制御装置の設置が必要です。大手私鉄では車両改修費が数十億円規模になります。
設置後の維持管理費は1ホーム年間300~2千万円、老朽化すれば更新も必要です。
終電~始発までの設置工事作業員の確保も問題になっています。
費用補助は?
設置には国が1/3、自治体が1/3を上限に補助する制度があります。横浜市も整備費用の一部に補助金を交付して整備を促進しています。
しかし補助金制度も予算に上限があり、維持管理費への補助金はありません。
ホームドアの軽量化等コスト削減策も考えられていますが、まだまだ課題は多いです。鉄道会社・国・自治体も含めて、みんなが安心して利用できる駅にして行きたいですね。
くらしの相談センターだより2025年8月197号から抜粋)
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