学校保健安全法で義務付けられている学校の健康診断は、校内に医師が来て実施されています。これでは登校が難しい不登校児童は、検診を受けることも難しくなってしまいます。
横浜市には「学校外の病院で健康診断を受けられるようにして欲しい」との要望が寄せられていました。この声に応えて、本年度から市内4校の小中学校で校外検診が試験的に実施されました。
学校外検診は
大阪府吹田市で、21年度からすべての市立幼稚園・小中学校で実施され
ていますが、全国的にはまれな取り組みです。
日本共産党横浜市議団は10月の決算議会で、取り組み状況を質問しました。
下田教育長:「内科2校、歯科2校で試行的に実施。9月末時点で40人が学校外受診を希望し、27人が受診しました。来年度の実施規模を含めた実施方法について、医師会と協議しており、学校外での検診機会確保に向けて推進してまいり
ます」
早期発見・早期治療!
「虫歯があった」「眼鏡が必要かも」等々、検診では気が付いていなかった体の異変がわかります。思春期の発症が多く、背骨が左右に曲がる側弯症の発見などにもつながっています。この病気は対処が遅れると治療が難しくなります。
古谷やすひこ
日本共産党横浜市議団長
不登校児童生徒が1万人近くいる横浜。それに伴い学校検診の未受診者も6000~7000人にも及びます。学校外でも学校検診を受ける機会をつくってほしい、そんな請願が出され、日本共産党としても要望を続けてきたものが、とうとう実現しました。南区の永田小をはじめ、4校で今年度試行を始めました。先日の決算議会の中で、「来年度は全校での実施をしてほしい」と教育長に要望しました。引き続き実現目指して働きかけていきます。
くらしの相談センターだより2025年11月198号から抜粋)
※画像クリックでPDFがご覧いただけます

発行物の「くらしのセンターだより」を読んでみたい!という方は、電話またはあらき由美子公式LINEに連絡してください。
なお、下記のバナーから最新記事や過去記事をWEBでも閲覧できますので、ご覧ください。
