日本は結婚すると夫婦が同じ姓になる夫婦同姓です。なぜ?
日本に夫婦同姓が定着したのは、「夫婦でありながら妻が夫の氏を名乗れない別姓制度よりも、より絆の深い一体感ある夫婦関係、家族関係を築くことのできる制度」との考え方からと言われています。
日本では95%もの妻が夫の姓に変更します。夫婦の関係が対等でないと感じたり、慣れ親しんだ姓を変える違和感を感じたりします。仕事のキャリア断絶やアイデンティティーの喪失感は、個人の尊厳を脅かす人権の問題です。改姓に伴う煩雑な手 続き等の不利益もあります。
海外では?
それぞれ形は多様ですが、アメリカやヨーロッパのみならず、中国や韓国等のアジア諸国も夫婦別姓・選択的夫婦別姓です。先進国の中で夫婦同姓が義務付けられているのは日本だけです。
国連女性差別撤廃委員会は、10月29日に日本政府へ「選択的夫婦別姓を実現するための法改正をすべき」と4回目の勧告をしました。
結婚の形も多様化し、改姓するかどうかは、誰もが自らの意志で決定できるようにする事が求められています。
日本共産党は、別姓を認める民法改正を1987年以降一貫して求めています。ただちに選択的夫婦別姓制度の導入を!
私が感じた違和感は
市議候補者になった時から旧姓の“荒木”で活動しています。理由は両親が地元で活動していたので、その名前が知られていたからです。
「あらき由美子です」と言って市議に当選したら、当選証書は戸籍名です。夫の姓が嫌な訳ではないですが、何か割り切れない気持ちでした。
議員になって国民健康保険に加入したら、私が保険料を払っているのに世帯主の夫宛に保険証が送付され、夫は社会保険加入なので「世帯主は使えません」と明記されていました。強く違和感を感じました。
くらしの相談センターだより2025年1月190号から抜粋)
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